旅行けば千鳥足

北に美味い魚あれば冬に行き、南の焼酎飲みたさに帰省をし、西の良い居酒屋の噂を聞けばしこたま飲み食いをする。そういう人に私はなりたい

京都で、ひとりのむ 1

故郷の父上、母上お元気でしょうか。息子です。

繁忙期です。

 

年が明けてから、どうにもこうにも徐々に忙しくなり、気がつけば退社時間は21,22時。会社のカレンダー上は土日が休みと決まっているものの、普通に休むと締め切りに間に合わない。かといって、週末に午前様になるほど、仕事に熱意はない。そうすると休みの日にわざわざ職場のドアをくぐらざるを得ない。

 

それが月に2回、3回も続くともう心底いやになってくる。そうなるとどうしても旅行に行きたくなるのです。

 旅行先は大体決まっていて、

・朝に上野駅から北陸新幹線に乗る

・富山で降りてローカル線で高岡へ行く

・高岡のすし屋に行って腹ごしらえをして、バスで五箇山へ向かい、民宿で一泊

 すし屋は高岡は宮脇町の「日の出寿司」と決めておるのです。

 民宿は南砺市相倉の長ヨ門さん

・朝に山を降り、高岡で一泊。居酒屋に入り浸る。

・翌日富山に行き、ぎりぎりまで酒を飲む

 こんなかんじで2泊3日がデフォルトになっています。五箇山は四季折々の景色が面白く、年に2回は必ず詣でる具合。

 ですので、今回の繁忙期後も富山で足を伸ばそうかと思っていた矢先、とある本に触れてしまいました。 

ひとり飲む、京都

ひとり飲む、京都

 

  全国津々浦々の居酒屋に精通した太田さんの著書。これを見て、いても経ってもいられなくなりました。

 

 そうだ、京都に行こう

 

 幸いと、京都はまだ観光客が1年の中で比較的少ない時節だとか。去年は祇園祭のときだったので、どこを見ても人ばかり。あわや人の波に溺れかけたこともありましたので、人が少ないのはありがたい。一回別の観光地をはさんだほうが第四の故郷たる富山のよさがさらに際立つに違いないのだ――ひとり、そう納得しました。

 前著で太田さんは1週間京都におられたとか。是非とも真似したいものですが、それをやると東京に戻ってきた際に節約に節約を重ねた、貧乏生活を送らざるを得ないため、なくなく2泊3日に設定。京都三条のホテルに2泊、新幹線の往復で4万かからないようなので、上司に有給取得を話すよりも早く予約完了と相成りました。

 

 行ってみたいところは星の数ほどありますが、それを絞り込むのもまた一興。

 残り一ヶ月間、仕事そっちのけで思いをめぐらせようと思います。