旅行けば千鳥足

北に美味い魚あれば冬に行き、南の焼酎飲みたさに帰省をし、西の良い居酒屋の噂を聞けばしこたま飲み食いをする。そういう人に私はなりたい

【春の福岡旅行記】春雨の中で桜に溶け込む朝【2日目】

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2日目の朝。

友人宅に泊まらせてもらい、自分の鼻づまりで目を覚ます。加齢のせいなのか、それとも花粉症のせいなのか、鼻詰まりが一向に直ってくれない。それどころか、年々酷く、長くなってきているような気がする……。

この日は朝から天気が悪い。悪いというか悪すぎる。雨はそれなりに振っているが、それ以上に風が強いのなんの。友人宅はどちらかと言えば海側なので、風が強いのは分かる話ではあるが、それでも十分すぎるほど強い。

高層階の窓から階下を見下ろすと、当たり前ではあるが人っ子一人通っていない。むしろ、車すらその姿はまばらなように思える。

それでも時間が経ってくると小康状態になってきて、10時を過ぎると傘を差せば何とかなる天気まで持ち直してくれた。いい時間帯になったので、友人夫婦と朝食を食べに行くことに。

友人の運転で資さんうどんへ。最近はすかいらーくが買収したことで関東にもちらほらと見かける機会が増えたものの、なにげに初体験。

 

朝の時間にしては盛況で、7~8割程度の席は埋まっている印象。これから仕事に行くであろう建築業っぽいいでたちのグループや、近所に住んでいるのだろうか、普段着のような人たちもいる。まさに地元のチェーン店といったところ。

福岡のうどんは柔らか目で、自分は腰の強いうどんよりはこちらが好みだ。半液体のごとく胃の腑にどぅるんと落ちていくのがいい。

肉うどん定食を選択。まずは、と、ずっとうどんのツユを一口――よい。京都までとはいかないが実に優しい感じがして、体に染みていくのがわかるほど。自分は蕎麦っ食いで蕎麦であれば当然関東の醬油ツユがいいが、うどんは西日本の出汁つゆのほうが実にあう。まれに関東の立ち食いソバ家でかけうどんを食べるときがあるが、あれはいただけない。

 

朝食を済ませ、大濠公園へ。

昨晩からの雨でどれぐらい散ったかわからないが、桜見物としゃれこもう。

昨日の盛況っぷりとは打って変わって、見物客はまばらだ。日本人よりは海外からの観光客のほうが多いように感じる。見物が終わるまでの4,50分ですれ違ったのは30人もいないだろう。この天気であれば、この程度の人数ぐらいがちょうどいい。

思いのほか桜は散っていないように思えるが、地面には点々と桜の痕跡が残っている。

天守まで登ると、福岡市街が一望できる。真新しいビル、建設中のビルがチラホラと顔を出している。

その後、友人の運転で姪浜~百道あたりを流してもらう。マリノアシティやホークスタウン――自分が九州に住んでいた時に見知った施設が名を変え、姿を変えている。すっかり見覚えのない建物になっている場所もある。正直そこまで愛着があるわけではないものの、なぜだろう、一抹の寂しさを覚えずにはいられなかった。

 

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