酒と旅をメインコンテンツにしている当ブログではあるが、いかんせんネタがない。いや、目を凝らせばそこかしこにあるのかも知れない。なので、自分が気づいていないに過ぎないのだろう。たまのことなので、ご容赦いただきたい。
昨日の仕事終わり、会社の同僚と飲みに行った。
キープしてもらっていたキンミヤ焼酎のボトルを消化するためである。いざ頼んでみたら、2人で一杯ずつ、ホッピーを飲める量しか残っていなかった。結局、新しいボトルを入れてしまったわけだ。
と言うわけで、二日酔いではないものの、なんと言うか、酒の痕跡が体内に残っている状態だ。いつもは、職場側のカフェでモーニングを食べているが、こんな日は駅そばを食べるに限る。
いくら昨日が楽しくとも、それでも次の日はやってくる。昨晩との踏ん切りを告げるため、また、今日の仕事という敵との対峙を諦めながらも受け入れるため、朝飯は食わねばなるまい。

浜松町駅の大江戸そば。立ち食い店で店は広くはない。サラリーマンが肩を寄せ合って蕎麦をたぐる店だ。jr東日本の駅にはこれ以外に「いろり庵きらく」なる店もある。どうも、前者は蒸しそば、後者は茹でそばの違いがあるらしい。
入り口そばの券売機で先に食券を買い、中の店員に渡す。

ここで食べるときはいつも決まって、山菜そばの生卵のせ。朝だと多少安く、しめて500円。
わさびと卵を溶かし込み、蕎麦と絡めてテンポよく啜る。多少ぼそついてはいるものの、これでいい。駅そばにお上品さはいらない。
客は入れ替わり立ち替わりやってくる。「お願いします」と言って食券を出す客、何も言わずに食券を突き出す客、店員と2、3言葉を交わす客…いろいろな客がやってくる。それを流れるように捌いていく店員。
ここは立ち食い蕎麦屋というなの舞台なのかも知れない……そう思いながら、店を出た。