旅行けば千鳥足

北に美味い魚あれば冬に行き、南の焼酎飲みたさに帰省をし、西の良い居酒屋の噂を聞けばしこたま飲み食いをする。そういう人に私はなりたい

鹿児島で二日酔いの体を労る(つもりの朝)

2月の下旬に、3泊4日で実家のある鹿児島へ帰省したときのこと。

一番の街である鹿児島市から私の実家は電車で1時間ぐらいの場所にある。つまり、鹿児島市は頻繁に行ける場所ではないということ。流石に鹿児島に来ていて規制しないわけには行かないわけだから、こういう機会でないと落ち着いて飲むのは難しい。

そういうわけで、鹿児島へついたその日は市内に一泊し、二日目を迎えたのだ。

以前の京都旅行がうまく行き過ぎたのか、今日は少し昨晩の酒が残っている。それに加えて、ホテルの朝食を食べたものだから、どうにも調子が悪い。なんだかこう、胃の辺りに何かがどっしりと残っているような、そんな感じである。

こんな体調のときは胃腸は休めつつも、体を動かすことが個人的にはあっている。とりあえず2時間ほど周りを徘徊することにした。

とりあえず荷物を預けるために、鹿児島市の繁華街である天文館から歩いて、鹿児島中央駅までに移動。ゆっくり歩いても15分ほどあれば十分。思いの外コンパクトに纏まっているので、観光であれば徒歩でも十分楽しめるだろう。

コインロッカーに荷物を詰め込み、もと来た道を戻る。どこに行くかを決めていたわけではないけれど、せっかくなので、思い出の場所である照国神社に行くことにする。

 

本日の最高気温は20度。10度程度の埼玉とはえらい違いだ。埼玉から持ってきていた冬用のコートは問答無用でキャリーケースに押し込んだ。長袖の上にカーディガンを羽織り、いよいよ春先の様相ではあるが、十分すぎるほど。もしかすると、ちょっと暑いかもしれない。

途中アーケード街を突っ切っていくが、道の真ん中でフリーマーケットの準備なのか、多くの長机が列をなし、関係者が準備に回っている。通常の道路であればこういうことは難しいだろうが、アーケードは基本的に歩行者のための道であろうから、こういう催し物もできるのだろう。

Google Mapの指し示す方向に向かうと、想定内の時間で照国神社にたどり着いた。この神社では島津家28代当主 11代藩主である島津斉彬(なりあきら)公を奉っている。もう4年前になるが、妻と結婚式を挙げた神社でもある。お世話になっていたというのに、なかなかお参りする機会を得ることができなかったが、ここに来て久しぶりの参拝である。

時間が早いからなのか、参拝客の数はそこまで多くないが、昔の思い出に浸るには、参拝者は多くないほうがありがたいというもの。

すでに桜の花はほころんでいた。

神前式の前に撮影した場所。4年もの間来ていなかったものの、目にした瞬間、あの時のことがつい最近のことのように思い出せる。あのときは(今もそうかも知れないが)、年は一回り近く離れているにも関わらず、妻が私をリードしていてばっかりだった。本当に頭が下がる。

参拝が終わり、近くの公園にあったシェアサイクルをレンタルし、そこからは自転車に切り替える。レンタルポートの設置数はそこまで多くはないので、時折止まってはGooglemapを見返しつつ、また漕ぎ出すことの繰り返しだ。

甲突川近く鹿児島の放送局の1つであるMBC(南日本放送)本社。30年以上前に起きた8.6水害ではこの近くも被害を受けたと記憶している。MBCはテレビ放送もしているが、ラジオ放送もしている。自分が受験勉強に取り組んでいるときは、MBCラジオには大変お世話になった。テレビ以上にラジオ業界は大変だとは思うが、ぜひこれからも続けてほしい。

鹿児島県民には大変馴染みのある川商ハウスの看板。時代によってCMは移り変わっていくが、自分にとっての川商ハウスはこれ以外にない。


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甲突川にかかる高麗橋から撮影した桜島。やっぱり桜島はいい。これを見ることで「鹿児島に帰ってきた」という実感が湧いてくる。にしても、橋にかかる電線は本当にいただけない。これがあるのとないのでは、見え方に随分とが差がでてしまうだろうに⋯⋯。

その後は鹿児島中央駅に戻り、レンタサイクルを返却。ホテルの出発前に体をまとっていた倦怠感は気づけば消えてしまっている。昨晩のリベンジをすべく、昼飲みに向かうことにした――。

 

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