旅行けば千鳥足

北に美味い魚あれば冬に行き、南の焼酎飲みたさに帰省をし、西の良い居酒屋の噂を聞けばしこたま飲み食いをする。そういう人に私はなりたい

【ソトノミログ】茅場町「ニューカヤバ」でタイムスリップする夜

仕事で夕方から日本橋へ。日頃社外へ赴くことはそう多くない。そのせいか、この年になっても、外出となるとちょっとだけワクワクしてしまう。

仕事自体はつつがなく終了。定時前だったので、社へ電話し直帰の旨連絡。同行していた上司は、夕食の惣菜を買いに行くとのことで、早々に分かれることにした。

 

さて、どうするか。

 

先週の金曜日、四谷への外出終わりに飲んでいるし、なんなら昨日も自宅で妻と呑んでいる。個人的な縛りとして、連荘で飲まないことにしているから、ここはおとなしく帰った方が身のためなのである。

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とは言いつつも、めったに来ない日本橋。自分の職場は浜松町なので、普段このエリアに来ることはそうそうない。次来るときはいつになるか見当もつかない。

 

――なんだか、もったいない。

 

そう思ったときには、目当ての店に向かっていた。

もったいないという言葉は魔性の言葉である。その言葉一つで、自分のルーティンを胡麻化すことが容易になる。些細な己の欲を大いにブーストさせ、さもその行為自体が当然のように仕向けるのだ。

 

というわけで、やってきたのは茅場町の「ニューカヤバ」

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入り口付近に車が止まっており、一瞬車庫と見間違うが、ここで大丈夫。引き戸のガラス越しに店内を覗くと、17時半過ぎにしては随分と盛況だ。

ご存じの方も多いだろうが、ここは女性のみで入ることができない。男性と一緒であれば可能で、同じような店は鶯谷にもあったように記憶している。一緒に入れる女性客は一人。随分と厳しい条件のようにも思うが、こうなった背景があるはずなので、これ以上は言わないでおく。

ここの特徴は店の奥に焼き台があるのだが、そこで客自らが焼き鳥を焼けることだろう。過去に一度だけ焼き台で飲んだことがあるが、焼き鳥を焼くのは思いのほか難しく、お世辞にもいい仕上がりにはならなかった。今回は既に先客が数名いるのでパス。店の隅が運よく開いていたので、そこを陣取る。

サッポロビールとキムチ、しめサバでスタート。入口付近につまみは陳列されているので、店員さんに食べたいものを伝えればいい。ビールは冷蔵庫から自分で取り出し、同じく店員さんに渡す。支払いは都度払いのキャッシュオン。これなら、頼みながら自分の財布をチラチラ見やる必要はないので飲兵衛には助かるシステムである。

店内は昭和の雰囲気がそのまま令和に引っ越してきたような感じ。今はやりの昭和レトロとはまるで違う。あれは令和の価値観で昭和を造っているに過ぎないと思っている。ここは昭和そのものなのだ。そのためなのか、年齢層も比較的高め。若者がキャッキャしている店より、数段落ち着く。

 

次いでマカロニサラダと鴨ロース。どちらも控えめな味付けなのが、ビールの引き立て役に徹している感じがして良い。

ビールが尽きたので、次は焼酎。焼酎・清酒・ウイスキーは壁に専用の機械があり、そこにお金を入れると一定量出してくれる。かつて少年だった大人には実に刺さるギミックがたまらない。お湯や水で割りたい場合は、店員さんに100円(だったかな)を支払うと一定時間使うことができる。

最後はちくわ。特別中に何かが入っているというわけではないが、これぐらいがちょうどいい。

さっと済ませて退散。ごちそうさまでした。

 

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