旅行けば千鳥足

北に美味い魚あれば冬に行き、南の焼酎飲みたさに帰省をし、西の良い居酒屋の噂を聞けばしこたま飲み食いをする。そういう人に私はなりたい

【ソトノミログ】日暮里助平でナカの量に度肝を抜かれる

<以前公開していた過去記事をリライトしています。下の記事は後日非公開とする予定>

 

一人飲みを始めたのち、その人をジャンル分けすると大きく2つに分けることができる。

馴染みの店を作るか、作らないか

世の中には店員に「いつもありがとうございます」と言われると、もうその店にはいかない、いけないという御仁も少なくないらしい。顔を覚えられたくないというのもあるようである。個人的には、そういう考え方が全くわからない。覚えられることのデメリットを感じない。

顔なじみになって悪いようにされた覚えはない。たまにイジられすぎて「なんやこいつ」と思うこともある。思うこともあるが、それもまたコミュニケーションの一部だと理解しているから、正直不快ではない。

今回紹介する日暮里の居酒屋「助平」もまた、私の馴染の店として脳みそのシワに刻まれている。会社の先輩に連れてきていただいて以来、かなりの年月世話になっている。

 

助平は「すけべい」と読む。正式な名前は「真面目焼鳥 助平」というが、ここまで矛盾している店名があるだろうか。店自体は下世話な店ではまったくない。ただ、細かいところにちょっとした下ネタが紛れ込んでいる。ここでクスリとできるか、はたまたムムッと思うかで、この店を気に入るかどうかが分かれるかも知れない。

 

開店は15時から。以前は平日が17時からであったり、土曜は14時からということもあったが、最近は15時からに統一されたようである。日曜が休みで、月~金の祝日は開店している。

最近は、私が引っ越しした関係で以前より行く回数は減ったため、どうかはわからないが、金・土に行くのであれば、前の日には予約を入れておいたほうがいい。予約なしで来たものの入れずに返っていく後ろ姿を、私は何回も見ている。

 

7/26久しぶりに出向く。勿論予約済みの上でである。1杯目は瓶ビール。中瓶と大瓶があるのだが、大体一人で行くので中瓶で十分。ビールを待つ間にも席は予約客で次々に埋まっていく。15時10分の段階でカウンターは満席。いつも思うのだが、土曜に予約なしで行くのは不可能に近いのではないだろうか。

一杯目は:サッポロ赤星

 

焼鳥屋なので当然串は美味しいのだが、一品料理も捨てがたい。左はスルメイカの……なにか、右がマグロの山掛け。スルメイカは開店の段階で残り一皿だったので、迷わず注文。

 

串は1本から注文できるが、自分は大体二本お願いしている。どうせ一本じゃ物足りないのだから、最初の段階から二本頼んでおいたほうが手間じゃないだろうと、それだけのことだ。砂肝と血肝(レバー)。加えてセロリの朝漬けも頼む。話は変わるが、おしんこのおいしくない店がたまにありますが、あれは絶対に許せない。漬物が不味いってどういうこと。シンプルなものこそ素敵でないと、食指が進まないというもの。

ビールがなくなったので、ホッピーに移行。以前は白ホッピーも飲んでいたが、最近は専ら黒ばかり飲んでいる。

2杯目はホッピーの黒

見よ、この中のボリュームを。もう10年近く前に先輩に初めて連れてきてもらって以来、このナカの量が自分の基準になってしまったのが、唯一の心遺りと言っても過言ではない。他の店で満足できないのだ……。飲兵衛とは因果な生き物なのだ――。

以前は店の奥に焼酎の甕が置いてあり、100円で入れ放題というシステムだった。店員に頼むと200円なのだが、確か後者の焼酎はキンミヤを使っていたと記憶している。甕の中の焼酎がなんだったのか、今になっては分からない。

 

次は皮とネギ。それにしても、写真を撮る前に七味をかけるのはどうなのだろう。あと掛け過ぎだ。ホッピーがあまり特徴的な味をしていないので、味がしっかりしているつまみを選ぶ傾向があるように思う。

17時ごろ、次の予約客が来るとのことで退店。

折角日暮里まで来たので、近くの酒屋で焼酎を買う。地元の焼酎「玉露」である。黒と白があるが今回は白を購入(黒麹・白麹どちらを使っているかで、名前が違うようだ)。こちらのレポはまた日を改めて。

玉露 黒麹 25度 900ml

最後に観光地として名の知れた「夕焼けだんだん」を一枚。左の建設中の建物はマンションだろうか。個人的にこの街には高い建物は似合わない。悪目立ちしているように思えてしまう。

次来るときにこの景色はどう変わっているのだろう……そんなことを考えながら、私は日暮里を後にした。

 

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