さらしなです
連休明けです。なんか初日からしんどい('A`)
今週は健康診断、末に会社の同僚との飲み会があるので、そこまで酒を呑むのは控えようと思います。早死はしたくないんじゃ……。
さて、今日のニュース紹介です。
クラフトジン品評会で高田酒造場が「銀」 球磨焼酎、地元農産物を使用 | 熊本日日新聞(いつもは埋め込み形式で紹介していますが、記事上での写真に載っている人の顔が表示されるので、今回は別形式です)
土曜日によく行くBarで「ジンウォッカください」と言ってしまったのを思い出したので。
ここ最近はクラフトジンにも視線が注がれておりますね。専業であれば「季の美」の京都蒸溜所が有名ですし、ウイスキー製造メーカーでもジンの製造が行われています。ではなぜ、ここまで日の目を見るようになったのか。
いくつか理由はあるのでしょうが、個人的には以下の3点なんじゃないかと考えています。
比較的少額の設備投資でも製造ができる
ウイスキーに対する設備投資と比して、ジンのそれは比較的少額であるそうです。
参入が増える背景には敷居の低さがある。まず初期投資。油長では蒸留設備や古い建屋の再生に約2000万円かかった。ウイスキー文化研究所(東京・渋谷)の土屋守代表によると「ウイスキーなら1億~2億円はかかるがジンなら数十分の一」という。
また、ジンは蒸留酒に分類され、ウイスキーや焼酎と同じくくりになります。ものによって単式蒸留、連続蒸留の違いはあれど、ノウハウの流用が比較的行いやすいのも一因と言えるのではないでしょうか。
収益化がしやすい
一番のポイントはここなんじゃないかと思います。
例えば、ウイスキーは蒸留が終わってすぐに出荷できるわけではありません。ある程度樽で寝かせて、熟成をさせた上で、調合をし、加水をした後で再度熟成(後熟)をしたりなど……実際にモノが売れて自分たちの手元にお金が入ってくるのは何年も後になります。その間に霞を食べて生活していけたらいいんでしょうが、そうもいかない。
じゃあ、どうするか。
ウイスキーを作って寝かせている間、お金になりやすいものを作って凌ぐ
ニッカウイスキーに関しても、最初の熟成期間をしのぐために、周辺の名物であったりんごを使ってジュースやジャムなどを作っていたと聞いたことがあります。
独自色が出しやすい
ウイスキーも焼酎も、お酒ごとの個性というのはありますが、クラフトジンはことにジンはそれが出しやすいのではないでしょうか。
人間の知覚の割合は、視覚83.0%、聴覚11.0%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1.0%と言われているようです。ジンはベースとなるスピリッツに香り、風味のもとになる「ボタニカル」を漬け込み(蒸留器の上部に装置を取り付け、そこにボタニカルを入れ、蒸留によってボタニカル成分を抽出する方法もあるそうです)、再蒸留するため、味、香りがより鮮明にでやすいのではと考えます。
ボタニカルで使われるものに決まりはないそうで(「ジュニパーベリー」と呼ばれるセイヨウネズの実を使わなければジンには該当しないようなので、その実は必須です)、その地域の特産品である農作物がよく使われるようです。例えば、
季の美(京都蒸溜所):玉露や柚子、檜や山椒など
JIN jin jin(今回の記事の紹介先):バンペイユの皮、ショウガなど
和美人(本坊酒造):金柑・柚子・緑茶など
ものによってはスーパーで売っているものもあるようですし、見かけた際には手にとってはいかがでしょうか? 普通のより高いのは内緒
今回は以上です。
読んでいただいてありがとうございました!