はじめに
今回は、先日新橋の立ち飲み屋「和酒Pub庫裏」でいただいた「雑賀(さいか)吟醸 大辛口」を、自分なりに飲み解いていこうと思います。今回初めて口にした日本酒になります。
蔵元について【株式会社九重雑賀】
こちらは、和歌山県紀の川市に蔵を構える「九重雑賀」さんで醸された一本です。農業出荷額は和歌山県で1位を取るほど、農業が盛んな街なようです。特に、トップブランドで「あら川の桃」をはじめ、はっさく、いちじく、柿、キウイフルーツ、いちごなど四季折々の果物が収穫できる全国有数の果物産地とのこと。
こちらの特色として外せないのが、高さ2メートルを誇る巨大な木桶で醸される「赤酢」。もともと赤酢の醸造元であり、日本酒作りを始めたのは昭和に入ってから。木桶に住み着いている酢酸菌は、専門家の方いわく「蔵オリジナルの酢酸菌になっている」とのこと。如何にその木桶が大事にされているかが、うかがえるエピソードかと思います。
赤酢を初め、日本酒、調味酢、梅酒・柚子酒などの、さまざま製品が造られていますが、それらの根底に流れているのが、「よりよい酸を食卓へ」という理念。酸といえば「すっぱいもの」というイメージが強いかと思いますが、それ以外にも、アミノ酸であったりイノシン酸であったり、旨味成分としての酸も存在しています。
赤酢からスタートした蔵が、酸を通してより良い製品を提供していこうと言う気概を感じます。
【実飲レビュー】「雑賀 吟醸 大辛口」を飲み解く

三本ある真ん中の瓶が、今回紹介している雑賀になります。ラベル中央に堂々と書かれているのは、雑賀一族の紋章である八咫烏をデザイン化したもの。確かに、八咫烏の特徴である三本の足が描かれていますね。
蔵元が評している通り、スッキリとした辛口の味わいです。微かにではありますが、メロンの薄皮のような上品な甘さを感じます。この甘さが、酸味のある料理の味わいを底上げすると言うよりも、補完するイメージを受けました。
和洋中どの料理でも合うそうなので、食中酒として飲むのがいいかも知れません。3軒目の立ち飲みで呑んでしまったのが残念。次飲む機会があれば、料理と合わせる前提で考えてみたいです。
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