さらしなです。
流石に毎日飲酒するのは翌日精神的(やってしまった感)にも、体力的(二日酔いで使いもにならない)にもとても辛いので、レビューからは目を背けて、ネットニュースをあさっていると、これを見つけました。
松井酒造のウイスキーで200mlのミニサイズが販売されるとのこと。
以前と違って、今は蒸留器もあるのですね。とんとご無沙汰です。
以前、松井酒造が倉吉を発売したとき、Twitterのタイムラインにはウイスキー愛好家の阿鼻叫喚、非難囂々が渦巻いていたのを思い出します。顛末を事細かに記すのは面倒なので差し控えますが、確か、輸入した原酒を日本で寝かせ、大山の伏流水で加水し、さも日本産のウイスキーであるように発表していたと記憶しています。自分も、その話題が上がった際に、新橋で一度だけ倉吉を飲んだことがありました。なんだかえらい薄くて、ぼやけた味だなと感じました。年代表記がなかったので、おそらくノンエイジだったのでしょう。それでも正直、呑めたものはありませんでした。
後日、千駄木のBar18(https://twitter.com/bar_18)でいただいた倉吉18年。
これはそれなりにいけた記憶。それでも倉吉はそれっきり。
以前問題になったのは、外国産のどこのものとも消費者側にははっきりしないウイスキーを使って、日本産のウイスキーであるようにしたことでした。
日本のウイスキーメーカーが自社で蒸溜したものだけで原酒をつくっているかといえばそうとは言えず、やはり多かれ少なかれ海外のバルクウイスキーを用いているのが現状であります。膨大にある樽の中を無数に組み合わせて最適解を探り、ひとつのウイスキーとして組み上げることが必要な以上、海外産のウイスキーを用いることは許容すべき範囲なのではないかと考えています。
ただ、海外産の原酒を使おうが、日本産の原酒を使わなわおうが、法律上NGではないからといって、抜け道のようなことを指定しまっているのを見ると、なんだか興ざめしてしまうのは、外野だけなのでしょうか?
上に書いた気持ちは、この記事を見たときにも感じたものです。
というか、こっちが本題なんですが。
焼酎混ぜて樽に寝かしてウイスキーで出すっておかしくね?それ焼酎じゃないの?
自分は鹿児島の出身ですので、焼酎にはとても思い入れがあります。確かに酒業界は年々消費量が減り、難しい状況であることは重々承知しています。ですが、これまで培ってきた焼酎という文化を、販売量が減っているからといって、別の皮一枚貼り付けてしまうというのは、なんだか矜持がないなと感じずにはいられません。